一回目の花を見逃してしまいましたが、いまは二回目の花が満開で見頃です。5月8日撮影。場所は上賀茂神社から徒歩10分ってところ(→ Google Map)。平安時代に歌に詠まれるほどの有名なカキツバタだったそうで、当時から現在も野生だそうで、天然記念物に指定されています。周囲は住宅地で、どうしてもそれが目に入るのがちょっと残念な感じです。
余談
ちょうど産経新聞が取材に来ていました(京都の上賀茂・大田神社でカキツバタ満開 – MSN産経ニュース)。一人で一眼レフを3台抱えて撮影し、少し離れた場所でノートパソコンを取り出してなにやら作業をしてらっしゃいましたが、その場で写真を処理して、送信まで終えちゃうんでしょうか。それを全部一人でやるというのがすごい。機材の運搬だけでわたしは萎えてしまいそうです。で、その記事には三枚の写真が添付されていますが、三枚目の写真にわたし、写っています。右側の木のすぐ左でしゃがみこんで首を横に傾け、手すりの間からレンズを出し、無理のある姿勢で撮影しているのがわたしです。
おお、桜が終わってカキツバタ。
風流な写真ですな?。
平安時代の歌会の雅な様子が思い浮かぶ感じですね。
神山や大田ノ沢のかきつばた
ふかきたのみは いろにみゆらむ
藤原俊成 卿
上賀茂神社の御降臨山である神山の近くに在る大田神社のかきつばたに
(人々が)よくよくお願いする恋事(いろ)はこの花の色のようになんと
一途(一色)で美しく可憐なのだろうか
賀茂別雷神社摂社 大田神社
京都賀茂ライオンズクラブ
看板より転記
野生とはいえ、環境の手入れなどは大変なようです。