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眼鏡のフィッティング

金曜日, 6月 11th, 2010

以前から思っていることですが、特に最近、眼鏡屋の質の悪さには閉口するのです。特にワンプライスの類の店。(ワンでも、ツーでも、スリーでもいいんだけれど…)

製品としての眼鏡(のフレーム)は、広げてフラットな台に置いたときにガタつかないとか、折りたたんだときに歪んでいない等々ということでしょうが、購入した人の顔に合わせて調整するとその前提が崩れる場合があります。人の顔というのは、眼や耳の位置など、左右対称になっている人のほうが少ないのです。鼻の形や位置も人によって違うでしょう。そのさまざまな顔に合わせて眼鏡を調整することができるというのが、眼鏡屋の(プロの)仕事ってもんです。

わたしが完全に信頼している眼鏡屋は、そりゃ見事なもんです。眼鏡屋は、わたしが眼鏡をかけた状態を観察します。正面から見て、横から見て、耳や、鼻に当たっている位置などを確認し、そして調整します。それを何度か繰り返して、最後に『どうです?』と声をかけるのです。プロとしてちゃんと調整し、最後に掛け心地などを尋ねるのです。

もちろん、その眼鏡屋にわたしの人生の眼鏡をすべて任せるのが一番なのですが、いかんせん色々用途によって眼鏡を使い分けるわたしとしては、金銭的にちょいと辛い。(使い分けるというのが理解できない人もいると思いますが、例えば寝るときにパジャマに着替えるように、寝るときは就寝用の眼鏡に着替えます。横になって本を読むので近距離用に調整されたレンズと、うっかりそのまま寝落ちしても惜しくないような安いフレームの眼鏡です。)

まぁそういうやんごとなき事情によってワンプライスの類の眼鏡屋も使うのです。使うのですが、これがどうにも…。フレームにレンズを入れる加工についてはそんなに目くじらを立てるほどの差はないのですが、最後のフィッティングでダメだこりゃ…ってことになります。ちなみに某と某の眼鏡屋(どちらも全国展開しているメガネチェーン店)では、フィッティングが問題になって返金対応となりました。どちらもフィッティングの技術が無いので返金するしか手がないという提案でした。

わたしの顔のパーツの配置が特殊だという話ではないのです。店側のフィッティングに対する意識の問題です。どの店も、フレームにレンズを入れる加工をして、一度かけていただけますか?調整しますと言うのです。そこまではいいのですが、わたしがその眼鏡をかけると次にこう言うのです。『どうです?』

どうです?って聞かれても、はぁ、顔に眼鏡がかかっていますとしか答えようがありません。ちゃんと調整してからどうです?と聞くのはわかるのですが、調整する前にどうです?と聞かれても困る。一度、正直に答えたことがあります。聞かれるたびに感じたことを言い続けました。レベルが出ていない(平行ではない)感じがします。右側が少し前に出ている感じがして歪んで見えます。今度は左が少し上がって…やはりレベルが出ていない感じがします。鼻パッドの当たりが少し痛いです。今度は左側が少し前に出ている感じがして歪んで見えます。今度はかなり歪んで吐き気がするような感じすらしますが…おい、いい加減にしろッ!

基本的に客は素人です。眼鏡の状態を的確にレポートできません。そんな素人の言うとおりに眼鏡をいじって、客の顔に合わせて眼鏡を調整(フィッティング)するという本分をを忘れてしまった例です。バカ者め。(これも全国展開のチェーン店です。)

もちろんかけた感じで、耳が痛いとか、鼻が痛いというのは客がレポートする必要があるのですが、左右垂直のブレは眼鏡屋が外から見てわかることです。眼鏡は見るための道具なのですから、それを成立させるための調整は、客の感想を求める前に、眼鏡屋の仕事としてやるべきです。それがプロってもんでしょう。

ちなみに『今度は左が少し上がって…やはりレベルが出ていない感じがします』と言って眼鏡屋がとった対応というのは、『折りたたんだときに左右でずれがありましたのでそれを調整しました。もう一度眼鏡をかけて確かめていただけますか?』でした。眼鏡を顔に合わせてくれと言っているのに、折りたたんだ状態でずれていたので…だと?バカ者め!しつこいようですが、誰もが店名を知っているような眼鏡屋です。

これが笑い話じゃないというのが恐ろしいところで、ひどい店だと少し耳のあたりが痛いのですけれど…と言うと、眼鏡というものはそういうものですと言いきった店まであるんですな。もっと恐ろしいのは、眼鏡とはそういうものだと思い込んでいる客が少なからずいるということなんですが。

検眼などメカで対応できることが増えて、技術も無い店員を並べている眼鏡屋が増えました。まったく、嘆かわしいことです。いや、問題なのは安さにつられて、くだらん眼鏡屋を利用してしまったこっちなのかもしれませんけれど。

…というような、クレームを最近某店と繰り返していたのでした。調整できないようなら眼鏡売るな!

(ちなみに、わたしが完全に信頼している眼鏡屋は、京都の眼鏡研究社です。両手の数以上の眼鏡屋とつきあってきましたが、眼鏡研究社は飛びぬけて極上です。品質ももちろんですが、特にフィッティングの技術は素晴らしい。本人が気づいていない眼鏡をかけるときの癖まで見抜いて、それに合わせて見事に調整してくれます。)

 

仙翁、槿

日曜日, 8月 2nd, 2009

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7月30日、京都府立植物園。仙翁(センノウ)。

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7月30日、京都府立植物園にて。槿(ムクゲ)。

この日は久しぶりに、SIGMA 50mm macro F2.8 というレンズを引っ張りだしてきて撮影していました。最近は、ずっと100mm macroで撮っていたので、ワーキングディスタンス(被写体との距離)がずいぶん違ってきます。その違いが楽しい。

【余談 その1】

フレッツ光ネクストの契約特典を得るために契約した『ひかりTV』ですが、計算が月割りだそうで月末から使い始めるのは得策ではないらしく、今日接続しました。チューナーにはアナログコンポジットアウトしか端子がないと契約前に聞いていたのですが、D端子、S2端子、HDMI、光デジタル(オーディオ)と一通りついていました。これでNHKオンデマンドをパソコンを立ち上げることなく見ることができるので快適。(NHKオンデマンドは、PCで使っていたアカウントをひかりTVに引き継げないので要注意。わたしは多分そうじゃないかなぁと月末にPCのアカウントでの契約自動更新をストップしてひかりTV側で新たに契約しました。読みが当たったじぇ!)

【余談 その2】

今日、バスに乗っていたら、おりるバス停の直前あたりで、まったくバスが動かなくなってしまいました。渋滞です。普段なら1分あれば十分という距離を移動するのに、何十分かバスに閉じ込められました。原因は、鳩山由紀夫氏の演説だそうで(1500人前に政権へ決意 衆院選 民主・鳩山代表入洛:京都新聞)、迷惑だなぁ。

【余談 その3】

眼鏡は、眼鏡研究社(京都 新京極商店街内)というところにお世話になっています。しばらく眼鏡のメンテナンスをお願いするのを横着していたら、自分ではっきりこれはおかしいと感じるほどに歪んでしまっていたので、店に持っていって調整してもらいました。眼鏡研究社のよいところはフィッティング技術で、黙って座っているだけで見事に調整してくれます。よく痛いところないですか?とか、これでいいですか?といきなり聞いてくる眼鏡屋がありますが、こっちは素人なんだから聞かれても困るんですよね。そういう野暮なことを聞かずに、時間をかけてビシッと調整し、最後に一言『これでどうです?』。プロの仕事はこうでなくちゃといつも感心します。

ずいぶん歪めましたねと突っ込まれました。扱いが横着ですみません。いつもこうして直してくれるので安心して使い続けることができます。

蝋梅・狼狽

日曜日, 1月 11th, 2009

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写真は京都府立植物園の蝋梅。こういうテカテカ光るものは、カメラの自動露出が効きにくいのです。人間の目というものは良くできているとつくづく思います。

目といえば、最近細かい字が読めなくなってきて、例えば文庫本版のコミックスなど、苦労するようになってきました。蝋梅に洒落るつもりはないのですが、見えるはずのものが見えないというのは、狼狽します。そうなってくると、ちょっと見づらいとすぐに眼鏡をずらしたりする癖がついてきてしまって、それはかっこ悪い。で、ついに決心し、老眼鏡を買いに行くため、眼鏡屋に行ったのです。でも、抵抗ありますよね。まだ41歳だし。フレームを見て回るふりをして老眼鏡のコーナーをチラ見していたら、店員が話しかけてきました。『リーディンググラス、試してみませんか?』って、バレバレでしたか。老眼鏡と言わずに、リーディンググラスと言うのですね。

で、+1、+2とかけてみたのですが、なんだ、よけいに見にくいじゃないか。もっと強い度数をかけなくちゃいけないの?と軽くパニックになっていると店員が一度検眼してみましょうと助け船を出してくれた。で、調べてもらったら、弱い近視の眼鏡がちょうどいいと思うんですとおすすめしてくれて、それをかけてみると、なんと、別世界のように近いものがはっきりと見える。すばらしい。『そのかわりTVを見る距離だとぼやけますけどね』だって。うん、確かに…。で、とりあえず安いフレームを選んで、1本眼鏡を作りました。おかげで本を読んだりするのが楽です。この眼鏡で外を歩くのはちょっと怖いけど。

というわけで、ついにリーディンググラスを持つお年頃になっちゃいました。