Posts Tagged ‘水族館’

梅小路公園地元説明会

火曜日, 3月 23rd, 2010

梅小路公園再整備計画に係る地元説明会というものを聞きに行っていました。京都市と、オリックス不動産が揃って行われる初めての説明会です。
開始冒頭から場が荒れて、これは一発即発か?と思えたのですが、さすがにテレビカメラが入っている中、乱闘などはありませんでした。あってもおかしくない雰囲気だったけど。

流れとしては、
オリックス不動産(新江ノ島水族館の仕掛けをしたところ)が、京都市に水族館建設を提案
京都に水族館が!?と、建設決定という誤解を生みかねない記事を市民新聞に掲載。
市長が選任した第三者委員会を設置し、委員会は一定条件を付したうえで設置許可は妥当であるという回答を出す
→3月2日に中高層建築条例に基づく標識を設置
京都水族館(仮称)と梅小路公園の未来を考える会が対案を提出。(毎日新聞)
梅小路公園再整備計画に係る地元説明会を開催。(京都新聞) ← イマココ

計画自体の説明はコレ

なんというか京都市長さんやる気満々で、独断専行という雰囲気。
(つい先日も、看護短大廃止案を否決京都市会予算委、未明の採決:京都新聞という報道がありましたが、雰囲気はこれに近い。)

内容は、人、車の流れを含む駐車場関係と、計画そのものの疑問、CO2など環境への問題、騒音、イルカショーへの疑問などなど…。計画賛成派が一人もいないというのはどうよ ;)
駐車場については、水族館に合わせたかのように、大がかりな駐車場整備を言いだしたことについて(京都新聞)。水族館の計画として駐車場も図示されているのですが、実はJR西日本が鉄道博物館という案を比較的最近提示していてそれも並行で走っています。それの駐車場としても機能するので、いろいろ疑問が殺到したんですな。

個人的には騒音というのがポイントかなと。北側近隣住宅には壁などを設置して配慮するという程度の回答で、シミュレーションの数字など発表されず。あと北側以外への騒音配慮のプランが無いようです。南側に芝生広場という憩いの場があるのですが、そこにイルカショーの音楽や歓声がガツガツ流れてくるらしい。それはやめてくれ。くつろげなくなる。

周辺地域への経済効果なども、具体的な数字は無し。騒音もそうですが、はっきり数字を出せるもんは、さっさと出せばいいのにと思うのですが、出せないんでしょうなぁ。

あと、京都市長を出せという意見もありましたが、そこはまぁ組織で動いていることですよってに、突っ込んでもしゃぁない。

個人的には、3月18日に緑政課に電話して、なぜ説明会のことをWebで広報しないのか?と聞いたんですが、近隣4学区をメインとしているので、意図的にWebには情報を載せていないという返事でした。…で、翌19日にWebに載せるっちゅうのはどういうことなん?と思っています。
余談ですが、結果として近隣4学区の方が多く来られていました。でも対象は特に限定されていなかったので学区外の方も…わたしのように…参加していたのですが、そういう人が質問を行うたびに、こそこそと『なんでよそさんが質問を…』という声が聞こえてきました。いやぁ、実に京都らしい。京都人のこういうところを嫌がる人も多いと思いますが、わたしは京都らしいと思っています。こういう感覚を理解せんと、京都で商売は難しいんちゃうかなぁ。>オリックス不動産

司会の仕切りも悪かった。回答し忘れたり、軽くスルーしたりした部分は、司会が明確に指摘しないと、場が荒れるだけなのに。まぁ市民側も態度悪かったけど。

さすがに1回の説明で終わりとできる流れでは無かったので、次回開催は決定しだいお知らせしますということで閉会。

閉会後、1人でシュプレヒコールしている人がいましたが、そういうのはやったらあかんね。自己満足できるかもしれないけれど、効果は少なく、…というか逆効果です。ひきます。なんやねん!あのひと!…みたいな。

 

第8回 梅小路公園の未来を考える会に参加

火曜日, 3月 2nd, 2010

第8回 梅小路公園の未来を考える会に参加しました。第8回だそうですがわたしは初参加です。今回は対案を作ってみようというワークショップでした。とても興味深い内容でした。ちなみにわたしの考えは、積極的に現状維持です。他にも子ども鉄道(隣接して梅小路蒸気機関車館がある関係。子どもが主体的に鉄道を運営することで職業体験ができるヨーロッパの例を実現したいらしい)とか、自然歴史博物館、コミュニティガーデン(食を主体に考える…だったかな)などの対案がありました。
水族館代案、市民ら議論左京でワークショップ:京都新聞

で、その梅小路公園に何が起きようとしているのかと、わたしの考えを書いてみます。でも、ごめんなさい、まとまっていません。

梅小路公園というのは、京都駅から徒歩15分ほどのところにある都市型公園で、写真のとおり、何もない(何もないというのは言いすぎかな。庭園やビオトープなどもあります。)のが最大の売りという公園です。近くに高い建物が無く展望も開けておりとても爽快。また野球やサッカーなど特定目的のためにある場所ではないので、バトミントンをしている人とか、ただ座っている人とか、ジャグリングの練習をしている人とか、雅楽(演奏)の練習をしている人とか、猫に話しかけている人とか、まぁそれぞれ好きなように過ごせる素敵な場所です。京都市にはこういう場所が案外少なくて貴重な都市型公園です。

その梅小路公園…に隣接する場所に水族館を作ろうという話があります。京都市が土地を提供して、オリックス不動産(株)が建設・運営するらしいです。京都市長さんは結構…というか、かなり乗り気で(京都市長は大型観光集客施設の誘致を公約にしていたそうです)、その関係か報道を見ているとすでに決定事項のように聞こえますが、実は喧々諤々でいくつかの団体などが行動を起こしています。もちろん賛成意見もあります。京都には子ども向けの施設が少ない(本当に少ない、それは認める)ので期待している人もいらっしゃいます。でも反対している人も多いのです。(これはわたしは知らなかったのですが)2月7日に水族館建設用地を囲むヒューマンチェーンを作って建設反対を抗議したりしているのです。

ちなみに京都市側が(Webに)公開している資料はこれ。
京都市トップページ/市の組織/建設局/各課の窓口/緑政課/京都水族館(仮称)整備構想

で、考えた。

問題点 その1:大前提として、市有地を民間会社に貸すのですから、京都市民は口をはさむ権利があるわけです。その京都市民が少なからず反対しているのに、計画を続行させるのはいかがなものかと思います。

問題点 その2:まったく海に面していない場所に、海水を扱う水族館を作るというプランに違和感があります。海を埋め立てて島を作り、そこに淡水湖を作って、釣りレジャーランドを作るような話です。不自然な話にはエネルギーの話が必ず付いて回ります。実は京都市にはかつて水族館があり(八瀬遊園…いまはありません)エイなどが泳いでいました。わたしも記憶があります。その海水はどうしていたのかというと、トラックで運んでいたそうです。で、今回の水族館はどうするのかというと、人工海水でトラックのCO2を削減しますという回答になっているようです。一件落着のように思えますが、少なくとも排水は必ず出てくるので、それには塩分除去が必要で、それに対して結構なエネルギーを使うはずだと思うのですが、トラックのCO2削減でお茶を濁しているような回答です。京都議定書で世界的に知られているこの場所に、エネルギー問題で疑問を感じる施設を作るのは、世界からクレイジーと指摘されるのではないかと思っています。(言い返せるだけのテクノロジーがあるのなら、それを他のことに使えよと、わたしは言いたい。)

問題点 その3:京都市は、歩いて楽しいまち京都を目指しているはずですが、水族館のマイカー利用者向けに駐車場の拡張をするんだそうです。梅小路公園というのは、行かれた方はわかると思いますが、JR京都駅から歩くには遠く(…というか歩いて楽しいルートでは無い)、バスで行くには大げさ…というちょっぴり微妙な位置にあります。そういう場所ですから、駐車場の拡張もやらなくてはいけないのでしょう。でも逆に言えば、そんな微妙な場所に、マイカーを呼び込む事業を展開しなくてもいいじゃないかと思うのです。しかも駐車場の拡張をするだろう場所には小学校が隣接しています。

問題点 その4:将来展望について。こんな大きな箱モノ作ってそれが100年持つのでしょうか(こういう言い方をすると反感を持つ人もいるでしょうけど、京都の商売は100年単位です)。持たなかった場合、その箱は他の用途に転用できますか?転用できなかった場合、更地に戻すのにどれだけリソース(コストやエネルギーなど)を使いますか?そのリスクを京都市が負うのですか?『廃業のときは,建物を撤去して更地にする原状回復義務を課することとします。』と京都市は回答していますが、無い袖は振れないという状況は想定していませんよね。

水族館そのものに対する疑問(生き物を閉じ込めて晒し者にする)も無いわけではないのですが、それをゴックンと飲み込んだとしても、理解ができない今回の水族館計画。
いまはすでに平板載荷試験作業が行われているそうです。

梅小路公園の未来を考える会に参加して驚いたのは、参加者の年齢層の高さ。京都の将来を年寄り(失礼…わたしもどちらかというと年寄り?)に任せちゃ駄目だよ。えぇやん!とか、おかしいんちゃう?とか少しでも思っている人は、何かしら行動を起こすべきだと思います。頭を整理するためにこういう集まりに参加するのも手ですし(梅小路公園の未来を考える会は、水族館建設に明確に反対という立ち位置ではないようなので、賛成派の方も意見を言えるようです)、新聞への投書、ブログに書く、Twitterで発言する(ハッシュタグは、#umekoji)とか、いろんな手段があります。動きましょう。

と、つらつら書いてみました。