困ったビデオ:The Story of Stuff 日本語版
The Story of Stuff(日本語字幕付き)というものを見てみました。絶賛する人がいらっしゃるようですが、わたしはこれはダメだと思いました。
ダメというのは映像のクオリティとかいう話ではなくて、こういう活動が、エコをダメにするという意味です。
まぁ一度見てみてください。わたしは腹が立ちました。見ながらいろいろ書いてみます。
- 冒頭、iPodを投げ捨てるシーン。こういう心構えがそもそも問題。物は大事に使え!こんなことやる奴の言うこと聞けるか!でもこれは、この映像においては些細な問題。
- 政府と企業を安易に悪者にしすぎ。政府や企業だけが問題なのではない。
- 天然資源と有害物質から、有害な製品を作る?天然資源はすべて無毒ですか?
- 毒を入れれば毒が出てくる?おいおい。
- 『食物連鎖の頂点で一番汚染された食物は何だと思う?人間の母乳よ』って何をどう発想を飛躍した?
- 『一番危ないのは工場労働者、多くが妊娠出産期の女性で環境ホルモンなんかを扱っている。なぜそんな危険なことを?』というのは、妊娠出産期の女性でなければいいってわけ?というか、環境ホルモンって工場労働者が危険だというものでしたっけ?っていうか環境ホルモンという言葉を久しぶりに聞いたぞ。
- 『粗悪品を急いで売りさばくの』という粗悪品の定義が聞きたいね。
- 流通の目標は価格を押さえて消費を促すこと…って断言しちゃったよ。経済屋さんが聞いたら呆れるぞ。
- 『9.11の悲しみの中、大統領が国民に言った。祈りや希望ではなく”買い物しろ”って!』というのが本当なら興味深いところですが、この情報のソースはどこでしょう?そもそも、9.11以前は消費は活性ではなかったわけですか?というか、直後にアメリカ人の消費量は50年で2倍とか言ってるよね。9.11と消費との関係が分からない。
…と、ここらで映像の半分ぐらい。疲れた。これでも文章を半分以下に削ったんです。
突っ込みどころは3秒に1度ぐらいの頻度でやってきます。
最後は、リサイクルを解決には程遠い手段だと切り捨てて、政府と企業を画面から追い出しておしまい。この人、よほど政府と企業が憎いんだろうなぁ。政府と企業がいなければ、地球はうまく回っていくらしい。そんな阿呆な。
やってはいけないエコの見本だと私は思いました。ひどすぎる。
地球環境の悪化というのは、悪化させようという目的で行動した人は誰もいないんです。それぞれの人や集団が行動した結果、地球環境が悪化してしまった。悪者は誰だ?といえば、全員共犯者。
だからまずは個人が現状を認識して、よく考えて、モアベターな行動をとらないといけない。エコはこの路線でないと成功しないと思います。
このビデオ、最後の2分間ぐらいはいい話をしているんです。でも偏った思い込みと、あいまいな情報と、都合よく悪者を想定するというストーリがダメすぎます。
どう思います?
Tags: 環境問題


